2011年5月26日木曜日

屋根を腰壁で隠そうとすると、上手く収まらない

屋根や壁の収まりでうまくいかない場合は、

[1]壁の厚みを調整

[2]壁の高さ(上端高さ・下端高さ)を調整

などで調整します。

【インストール時】PCが遅いと感じられたら

初期状態から設定を変更していないと、マスタバーの画面切り替えがうまく動かない(動きが遅い)時があります。

メニューバー「設定」「システム情報」内、「常にマスターリストを更新する」のチェックを外す


インストールした段階では、「常にマスターリストを更新する」にチェックが入っており、速度が遅くなることがあります。

インストール時からずっと遅く感じられる方は、この項目を見てみてはいかがでしょうか。

棟違いの屋根

切妻屋根で、それぞれが棟違いの屋根を作りたい時、注意しなければいけないのは、

[1]屋根までの壁でうまくいかないところは「妻壁」

[2]本来棟の部分である箇所は、より上にある屋根の先を伸ばして作る

[3]棟違い部分に窓を入れる場合は、建具種類(外壁用)にするため、小屋裏(吹き抜け+見做し部屋)を追加する。
窓の部分に見做し部屋が掛かると内部から外が見えなくなるので、窓の建具から外して作ること。

以上3点です。

2011年5月24日火曜日

パースの画質をもっと綺麗なものにしたい

一言で言うと、レンダリング方式を変更することになります。

Walk in homeXIでは、

  • Walk in homeクラシック
  • レイトレーシング ラジオシティベース
  • レイトレーシング OpenGLベース

の3タイプから選ぶことが出来ます。

切り替え方法は、メニューバー「設定/システム情報」→「システム情報」タブ「レンダリング」の表示形式で選択します。

また、メニューからではなく、ショートカットの[Ctrl]+[F1]で切り替えることも可能です。
この場合、クラシックモードとOpenGLモードとの切り替えになります。(ラジオシティには出来ません)

2011年5月23日月曜日

【敷地の描き方】JPGなどの敷地図から描く

メニューバー「見取図/取込み」
 →「対象層:敷地」にチェックし、「ファイル」ボタンから見取図のデータを取り込みます。

メニューバー「見取図/編集」からマスタバー「回転」で角度を合わせます。

マスタバー「サイズ設定」から寸法の判っている2点間をクリック~寸法を入力します。

大アイコン「敷地/敷地」から、該当する敷地をなぞるように敷地図を描いていきます。

描き終われば、メニューバー「表示/見取図」のチェックを外します。


正確な敷地入力はできませんが、おおよその形は取ることができます。

2011年5月21日土曜日

ウォークインホームで出力した図面をJW CADで編集したい

設計図書として出力した図面をJW CADで編集できるようにするには、以下を設定します。

[1]メニューバー「出力」内「設計図書」 → 「はい」→「OK」として、図面を出力します。

[2]レイアウトボードを適当なものを選択し「OK」

[3]メニューバー「設定」「図面編集ツールの設定」

[4]「下記のアプリケーションで図面を編集する」にチェック、下の欄にjw_cad.exeを指定します。
 例)c\jww\jw_cad.exe など


これで、編集したい図面をダブルクリックすると、JWCADが立ち上がり、編集することができるようになります。

【注意!】底辺と高さのみからの敷地入力

地積測量図などで、下記の図面のような、底辺と高さのみが判明しているものから入力をする場合があります。
この場合、そのままでは敷地を入力することが出来ませんので、もう一辺を図面から直接測ることになります。
そのため、上記の方法のように正確な敷地入力ができないことをご留意下さい。

基本的な流れは、二辺と高さが判明している場合とおなじになります。
先に長さが不明な辺を計測しておき、その後敷地入力をしていく形になります。

【敷地の描き方】三斜求積からの敷地入力

■敷地の生成
①「敷地」タブに移動します
②大アイコン「敷地」→「三斜求積」を選択します。
③「底辺長」「始点側長」「終点側長」を入力し「再計算」を押し「OK」を押します。
④始点・終点の順でクリック、頂点の位置をクリックします。
 ※始点・終点を間違えないようにしてください。
⑤次に基準とする底辺とその始点をクリックで決定します。
⑥続けて「始点側長」「終点側長」を入力、「再計算」後「OK」
⑦④~⑤を繰り返し、順次入力していきます。
⑧入力を完了したら、大アイコン「敷地」内「敷地」をクリックし
⑨出てきたダイアログに対して「OK」

後は、座標入力時と同じく位置調整を行います。

【敷地の描き方】座標入力からの敷地入力(~位置調整~道路の入力まで)

■敷地の生成
①「敷地」タブに移動します。
②大アイコン「敷地」から「座標敷地入力」をクリックします。
③座標を入力し、カーソルを編集画面上に移動するとサムネイルが出てきますので、とりあえず適当なところに配置します。
④マスタバー内「敷地生成」ボタンをクリック
⑤敷地が生成されます。
⑥右下のレイヤーボタン左から2つ目の「座標敷地入力」をクリック
⑦「敷地」


これで敷地の生成は完了です。


■位置調整
大アイコン「敷地」から「配置回転」をクリックします。

①敷地の基準となる線(選択中は赤色になります)をクリック
②建物の基準となる線(     〃     )をクリック
敷地と建物間の寸法が表示されます。
大アイコン「敷地」から「配置移動」をクリックします。
①感覚を変更したい寸法線をクリック
②数値を入力 → 「OK」
③①~②を繰り返し、位置を調整します。



■道路の入力
①敷地を選択します。
②選んだ敷地を右クリックを長押し(1秒以上)します。
③表示されたポップアップメニューから「端点作成(全)」
④操作アイコンで、グリッドモードを「Free」に、キャッチモードを「点」「端点」にチェックを入れます。
⑤大アイコン「下書き」 → 下書線
⑥マスタバーのプロパティで「線」入力モード、入力方法:オフセット入力、オフセット量:道路幅員を入力します。
⑦編集画面にて、敷地の道路に面している側の2点を始点・終点としてクリックし、最後にオフセット方向(敷地の外側)をクリックします。
⑧大アイコン「その他」より「傾斜面」
⑨敷地側の2点と先ほど作成した下書き線の端点を順番にクリックします。
⑩傾斜面(道路)の両端を延長します。(適宜)

出窓の面格子が小さくなる

標準の出窓では発生しませんが、プロパティでサイズを変更するとシステム内でエラーが起こり、面格子の幅が小さくなてしまうことがあります。

これは、出窓の出幅が壁の厚みよりも小さい時に起こるものです。
出幅が壁厚よりも小さいと、出窓の外側の部分と既存の壁の部分が重複してしまい、エラーが発生します。


これに対処するには、

■出窓の幅を壁厚よりも大きくする。

■壁厚を薄くして、出幅>壁厚のように設定する。

■大アイコン「部屋/造作出窓」で対応する。

の、何れかの方法で対応します。


いずれの方法も一長一短がありますが、ケースバイケースで選択してください。

2011年5月20日金曜日

オブジェクトを全て180度回転させたい

図面表記上、表示を180度回転させたい時や、間取りを左右反転させたい時に便利なのが「回転/反転ツール」です。

操作アイコンの右のほうにあります。


使い方は

[1]オブジェクトを囲うように、グリッド上に「点」あるいは「補助線」などを配置する。
 ※オブジェクトがグリッドからずれないようにするため。

[2]回転・反転させたいオブジェクトを選択する。
 ※全部回転/反転させたい場合は「Ctrl+A」

[3]「回転/反転ツール」のボタンから、使いたいツールを指定

[4]基準点~方向などを決定

という形で使用します。

自社の社名入りの設計図書のテンプレートを登録しておきたい

設計図書を出力されるとき、表題欄には必ず社名など決まった文字列を入れることが多いです。
特に、社名など変わらないものは予めテンプレートとして保存しておくと便利です。

設計図書のテンプレートの保存方法は…

[1]設計図書画面で、登録したいものを準備します。

[2]メニューバー「ファイル/テンプレートに追加」

[3]テンプレート名を記入し「OK」


これで、設計図書出力時にテンプレートとして表示されます。

2011年5月19日木曜日

パース表現時の窓の映り込みを表現したい

通常、外から建物を見たとき、窓には外部の景色や空の映り込みが見えます。
Walk in homeでその表現をするには…

[1]マスタバー素材メニューから「窓中」

[2]テクスチャを右クリックでのドラッグアンドドロップで建具に持って行きます。


以上で表現することが出来ます。

引き違いの窓などで、左右に同じテクスチャがあられてしまう時には、建具のプロパティ2から「ガラスのテクスチャを1枚表現する」にチェックを入れておきます。

2011年5月18日水曜日

複数の住居を結合し、住宅地をつくる

住宅が集まっているところでは、ある程度区画割りをして小分けに住宅を建てていく場合があります。

たとえば、1号地から4号地までの連続した土地で住宅を建てて、それぞれが別の案件だった場合、もちろんファイルとしては別のファイルに保存されることになります。

ですが、工務店などのお客様では宅地の俯瞰、あるいは鳥瞰などのパースを取る時があります。
その時は、別途作成した1号地から4号地のデータをシンボル(部材)として登録し、ひとつのファイルにまとめて表示するという形を取ります。


[1]シンボル化するデータのファイルを開きます。

[2]大アイコン「方位/建物基準」(敷地基準ではありません) → 基準点をクリック → 基準方向をクリック

[3]シンボル化したいデータを選択(全部シンボル化したい場合はCtrl+A)

[4]メニューバー「ツール/建物シンボル作成」 → 各種データを入力し「作成」

[5]登録するシンボルを[1]~[4]で登録していく

[6]登録し終えたら、シンボルをまとめて表示させるファイルを開く

[7]大アイコン「その他/建物シンボル」 → マスタバー「プロパティ:ファイル名を選択」(高さ情報もあるなら、同時に「基準高さ」も入力) → 配置基準点をクリック → 配置方向をクリック

[8]これを繰り返して、建物シンボルを入力していく。


以上のような形で進めます。
細かいところはケースバイケースになりますが、大まかな「建物シンボル登録~入力」の方法は以上です。

増改築時のかべの処理

既存の建物に、ぴったりの接するように増築物を建てる際に注意しなければいけないのが、部屋の間仕切りの隙間です。

これが空いていると、それぞれが独立した建物として認識されてしまいますし、建具や壁にもいろいろな不具合が出てくると思います。


何か増改築の建物間で不具合が起こった際は、部屋の間仕切りをチェックしてみてください。

2011年5月17日火曜日

勾配天井の描き方

通常、部屋入力後自動生成すると、平らな天井が作成されますが、Walk in homeでは勾配天井をつくることも出来ます。
作り方は簡単。以下のとおりです。

[1]平面図で大アイコン「部屋/部分天井」を選択します。

[2]マスタバーのプロパティで「天井形状:勾配天井」を選択し、勾配・高さなどを調整します。

[3]部屋入力と同じように天井の範囲選択 → 基準点(もとの高さになる点)を選択 → 流れ方向をクリック


これで完成です。
天井が上手く収まっているか、建物の内側と外側から確認をしておいてください。

2011年5月16日月曜日

床・壁・天井などに穴が開いたり、おかしな形になったりする。

床・壁・天井などに穴が開いたり、意図しない形状になった場合は、部屋の間取りが正確に行われていない場合が多いです。

下書き線などで部屋割りを描かれる際は、キャッチモード・グリッドモードに注意しながら入力するようにしましょう。
下書きで描いた点にスナップしていると思ったら、実はグリッドにスナップしていた…ということがよくあります。


また、よくあるのが1階部分の階段部分に部屋割りを描いていないことです。

1階の階段部分には、廊下やホールなどを入力しておいてください。
(廊下のない間取りの場合、きちんと階段のある部屋を延長しておいてください。)

2階以上の場合、平面図で同じ位置に階段が来る場合は入力しないのですが、別の位置に移動するときは(階段室が平面図的に重ならない場合は)、部屋入力の上、階段を入力してください。

バルコニーなど、特定の箇所のみテクスチャを変更する方法

外壁のバルコニー部分のみテクスチャを変更したい場合は、


[1]マスタバーの素材を、右クリックドラッグで変更したい箇所にドラッグ

[2]ポップアップメニューより「個別変更」


これで、バルコニー部分のみ変更されます。

もちろん、バルコニー以外にもこのテクニックは使えます。

2011年5月14日土曜日

階段周りの不具合について

新築の物件の場合はともかく、リフォームの物件の際には実際に施工する回りのデータしか(あるいは見える部分のみ)入力しない場合が良くあります。

しかし、それが原因でパソコンで表示する際にエラーや不具合が発生することがあります。


階段周りで、壁や天井などの不具合が出てしまう場合、この入力データの不足などの場合がありますので、一度簡単な間取りなどを入力してみてはいかがでしょう。

R(アール)のバルコニーを作りたい

アールのオブジェクトを作る際は、いきなり作ることは出来ません。
まず、下書き線を入力し、それに沿って入力~修正を行うことになります。

[1]大アイコン「下書き/下書線」 → マスタバー「弧」

[2]マスタバー:プロパティ「入力方法:通過点3点入力」

[3]3点クリック(アールにしたい始点、終点、通過点)

[4]マスタバー「分割点」

[5]プロパティ「分割数」を適宜入力し、先に入力した円弧をクリックすると等分された点が作成されます。

[6]作成された点をなぞってバルコニーを作成


以上です。
バルコニーに限らず、アールのオブジェクトを作る際にも応用できます。

屋上を作る

上にもう1階つくって、マスタバー「【2】外廻り・バルコニー/陸屋根」

階段周り
・階段
・階段室(塔屋)
※階段室高さ注意

2011年5月11日水曜日

基本立体:インテリア用とエクステリア用の違いとは

マスタバーに登録されている「基本立体」。
登録されていない部材を作ったり、ご自分で作り込んだりするための、中級者以上の方向けのパーツです。

そんな基本立体ですが、これには「インテリア用」と「エクステリア用」があります。
その2つの違いとは…

「立面」の際に表示されるか否か。

です。


インテリア用は立面時に表示されますが、エクステリア用は表示されません。
例を挙げると、車などがそうですよね。
 ↑立面図に車が表示されても邪魔ですよね。

そんなわけで、基本立体を使ってご自分で作りこまれる方は、この2種類の特性を十分にご理解下さい。

スロープを作りたい

スロープを作るには、「厚み線分」を使います。

[1]大アイコン「その他・厚み線分」をクリック

[2]スロープの始点と終点(登り始めたところと登り終わったところ)をクリックして設置

[3]作成した厚み線分を選択し、プロパティにて「幅」「始点側」「終点側」の情報を入力~更新

以上で作成は終了です。

外壁のボーダーを斜めにしたい

最初に述べておきますと、ボーダーを斜めに編集はできません。
ですので、一旦ボーダーを削除し、代わりの要素を設置することになります。

今回は付梁で代用する方法を解説します。


[1]ボーダーを削除します。

[2]「平面入力」「2階(最上階)」レイヤーにて、大アイコン「壁/柱/付け梁」を選択

[3]操作アイコンのキャッチモードを「Free」「壁面」にチェック

[4]ボーダーを入れたい部分を入力します。
※斜めにしたい部分は予め分けておくこと

[5]斜めにしたい部分を選んで、プロパティ「形状タイプ:斜め」「始点高さ」「終点高さ」を入力

[6]面材を変更する場合はテクスチャを変更

[7]1階部分と2階部分の素材を変えたい場合は、大アイコン「壁/柱/部分壁]にて対応


以上になります。

2011年5月7日土曜日

【敷地の描き方】底辺、高さ、もう一辺が分かっている場合

[1]:底辺を描く
敷地レイヤーに移動して、大アイコン「下書き/下書線」
適当な箇所に「点」を配置します。
次に、マスタバーでオフセットでX方向に底辺の長さを入力し、クリック。
その後、キャッチモードを「Free」「点」にして、二点を結ぶ線を描きます。

[2]:高さを入力
マスタバー「オフセット」でオフセット量に高さを入力し、画面上をクリック。
(「コピー」にもチェックを入れておく)

[3]:最後の辺を入力
マスタバー「弧」で半径に最後の辺の長さを入力、弧の中心をクリックした後でキャッチモード「点」を解除。
その後、2で描いた高さのオフセット線と交わるように弧を配置します。

[4]:3点を結ぶ
キャッチモード「Free」「点」「交点」にチェックを入れておく。
マスタバー「線」で3点を結ぶ
※「Free」にしておかないと、グリッドでキャッチしてしまうことがあります。ご注意ください。

[5]:1~4を繰り返し、下書きにて敷地領域の入力

[6]:下書きが終わったら、大アイコン「敷地/敷地」で下書き線をなぞって描いていく。
※斜めのラインを入力する際は、[Shift]を押しながらクリック。


これで入力は完了です。
下書き線はもういらないので削除しておきましょう。